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家帰ってエロマンガだけ読む。ああ、華奢な少女の脚って、どうやったら上手く描けるんだろう?…性的興奮より先にペンタッチに目が行くようになっている自分。枯れてんぞ。
それから今週の月曜に近所のGEOで借りた『クローバーフィールド』を観る。良かった。何が良かったって85分という短さが良い。あと、20分長かったら吐いてたね、確実に。手持ちカメラのガクガク感は四国の霊山をレンタカーで走るより酔う。それさえ無けりゃ、別段悪い映画でもないッスよ。まぁ、映画つーよりテーマパークにある擬似ライドマシンに近いけどな。
こっからオチの話になるんですけど、ビデオテープの最後に重ね撮りされずに残っていた過去の映像を出すという演出は巧いなぁ。と、感じた。フツーの映画で“ラストに一番幸せだった瞬間の回想を持ってきて締め”っつーのはよくあるが、モキュメンタリーで違和感なく一本のテープに詰まったものとしてやってのけるのはお見事という外ない。このテの巻き込まれ型フェイクドキュメントって、そのまま続けると大抵オチが投げっぱなしで弱いからな。
『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(町山智浩)
『雑君青保プ』(雑君保プ)
『MEATHOLE』(Venetian Snares)
取敢えず『雑君青保プ』流し読み。『ゲーメスト』の通販コーナー脇に載ってた四コマが(全部じゃないけど)纏められており、格ゲー全盛期だった学生時代を思い出す。まぁ、俺はSTGしかやってなかったけですど。
作品解説を読むと、近頃は以前より企業がキャラのイメージを重要視する風潮が強くなっているっぽい。そういや、昔ほどゲーパロのアンソロジーとか見なくなったよなぁ。ギャップで笑いを取るのは名誉毀損行為になるのか?愛があれば別に構わないと思うんだけどな。
Venetian Snaresは大学時代にトレヴァー・ブラウンがジャケ描いてたって理由だけで衝動買いしたアルバム(『Doll Doll Doll』)を聴いて以来虜になった、ぶっ壊れ変態ブレイクビーツの雄。
まぁ、聴く人を選ぶことこの上ないです。
厳密に言うと中のデータ自体は無事なんだけど、プレイヤーが認識してくれないの。しょうがないから、一旦中身を消去して認識し直すことにする。でも一万曲も入ってるの修復するので大変。
俺、KENWOODのkegってプレイヤー使ってんだけど、このマシン名前のソートが独特でさ、小文字と大文字が別々に認識してあんの(あと平仮名と片仮名も)。だから例えばリモートCDDBで情報検索しても"thee michelle gun elephant"と"THEE MICHELLE GUN ELEPHANT"だと全く別モノで分類してしまうから、ただデータを突っ込むだけじゃなくて、アーティスト情報とか統一させたりといった微妙な修正が面倒なのよ。別に聴くだけなら問題無いんだけど、何か気持ち悪くって。
取敢えず特にフェイバリットな1000曲を復元。これで外を歩ける。
『HOT FUZZ~』は二度目。最初観た時はその内容の濃さに圧倒されたが、今回は大筋知ってるから細かい演出に目が行く余裕が出てくるね。
監督はサービス精神が豊富なようで、「DVDで何度も観てくれるように」って、いっぱい小ネタを散りばめてるみたい。
『俺たちフィギュアスケーター』も面白かった。スポーツものってルールを把握してスポーツ自体の面白さを伝える場合と、よく知らない人がネタ優先で破天荒な話を作る場合の二種類があって、本作は明らかに後者。こういうのって勢いが中途半端だとどうしようもなくつまんなくなるけど、見事に高いテンションを維持してました。
アメリカンコメディで垣間見るブラック笑いが大好きな身としては、マスコットキャラの不遇っぷりと、北朝鮮フィギュアペアによる必殺技"アイアン・ロータス"で爆笑。主人公のストーカーがもうちょいストーリーに絡んでくれれば言うコト無かったんだけどなー。キャラが強過ぎて扱い辛かったのかな?
でも、「マラボケしてっと命を落とすぞ」とか名言がいっぱい。こういう普段耳にしないようなオッサン臭いレトリックは痺れる。冒頭でライター没収されたチンピラの話が終盤本筋に絡むトコなんかが凄い好き。巧いよなぁ。
で、まぁ、それはそれとして、俺、昔の映画のDVDに特典として入ってる公開当時の予告編とかを観るのが結構好きだったりする。あの当時の雰囲気をそのまま凍結させたような感じが堪らないんですよ。で、その殆どがフッテージとかありもしないカーチェイスとか、本編に一切入ってないカットが大半を占めるいい加減さ満点の予告で、本編を観た後でもかなり楽しめるんだよね。
こういう手法って今やったら訴えられたりすんのかね?別にイイと思うんだけどねぇ。インパクト重視でネタバラシ寸前のヤツや、クライマックスシーンそのまま引っ張ってきたりとか、過剰なサービスで観る側に想像させる余地の無い仕上がりの今のCMなんかより面白いと思うんだけどね。
更にTV局がスポンサーに付いた日にゃ、絨毯爆撃の様に繰り返し見せられる。…そうしないと劇場に客が入らないのは重々承知してっけどさ。
仕事始めは部長の挨拶から。以下、要約。
「皆も知っての通り、わが社も不況の煽りを受けて厳しい業績となっている。我々生産は営業が仕事を取ってくるのを待つのではなく、極力無駄を切り詰め、どうすれば仕事一つに対する利益率の向上を図れるかを考える必要がある」
――あー、恐らくこーゆーのって、全国の町工場で同時多発されてる挨拶だと思うんだな。独特だったのはこの先。
「…と、まぁ、堅苦しい話はここまでにして今日の予定だが、仕事は早目に済ませココで新年会を行う。今日はこのためにいいモノを買ってきたんだぞ」
てっきり、"いいモノ"って食材の事かと思ったら、袋から取り出したのはホットプレートでした。これで肉焼いて食おうってことらしいのですが…。
部長…、まさかそのホットプレート、経費で落としたんじゃないでしょうね?
………………………。
肉はおいしかったです。
さて、正月三が日を終え、今年は「いろいろやろうぜ」を目標として残り少ない20代を生き急いで行こうと思ってるワケですが、では「具体的に何すべきか?」というトコに至ると、そこで思考停止をしてしまう低脳っぷり。困ったモンですね。
今日は映画を観て来ました。無難な休日の過ごし方です。日頃の忙しさの所為もありますが、年々、劇場から足が遠のいているので、今年はもっと映画とか観て、手前の薄っぺらな人生にささやかな彩りを与えていきだいですね。
…で、今年一発目に選んだのが早稲田松竹でやってたアンゲロプロス監督の『旅芸人の記録』というのは些かハイブロウ過ぎるのではないでしょうか?(因みに今年最初に観たDVDは去年公開されたB級モンスター映画『フィースト』です。何だ、この落差)
上映時間4時間という、家で観たら絶対倍速再生してる長さの理由は、異様なまでの長回しの多用によるもので、「うわ、これ1カットで纏めてんのかよ」と驚いてみたり。しかし、何より驚きなのは、共産主義の主張を声高に上げている本作が撮られた時期が軍事政権下であること。どうやら軍部を騙し騙し撮っていたようで、直接的な暴力シーンは極力避け、登場人物の語りで済ませている(勿論、1カットの長回し)。
あとギリシャ神話とかも絡めてんだけど、そこら辺はちょっと門外漢なんで…。そういうの全部ひっ包めて鑑賞できたら、もっと凄ぇって思えたんだろうけどね。