手前の人生の無駄遣いっぷりを書き連ねる場所
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さて、正月三が日を終え、今年は「いろいろやろうぜ」を目標として残り少ない20代を生き急いで行こうと思ってるワケですが、では「具体的に何すべきか?」というトコに至ると、そこで思考停止をしてしまう低脳っぷり。困ったモンですね。
今日は映画を観て来ました。無難な休日の過ごし方です。日頃の忙しさの所為もありますが、年々、劇場から足が遠のいているので、今年はもっと映画とか観て、手前の薄っぺらな人生にささやかな彩りを与えていきだいですね。
…で、今年一発目に選んだのが早稲田松竹でやってたアンゲロプロス監督の『旅芸人の記録』というのは些かハイブロウ過ぎるのではないでしょうか?(因みに今年最初に観たDVDは去年公開されたB級モンスター映画『フィースト』です。何だ、この落差)
上映時間4時間という、家で観たら絶対倍速再生してる長さの理由は、異様なまでの長回しの多用によるもので、「うわ、これ1カットで纏めてんのかよ」と驚いてみたり。しかし、何より驚きなのは、共産主義の主張を声高に上げている本作が撮られた時期が軍事政権下であること。どうやら軍部を騙し騙し撮っていたようで、直接的な暴力シーンは極力避け、登場人物の語りで済ませている(勿論、1カットの長回し)。
あとギリシャ神話とかも絡めてんだけど、そこら辺はちょっと門外漢なんで…。そういうの全部ひっ包めて鑑賞できたら、もっと凄ぇって思えたんだろうけどね。
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