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手前の人生の無駄遣いっぷりを書き連ねる場所
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CATVで『ニア・ダーク/月夜の出来事』を観た。
『ハート・ロッカー』のキャサリン・ビグロー監督作品で、
色々と残念な部分もあるけれど嫌いにはなれない映画でした。
 
思わせ振りに登場した刑事(手に噛まれた傷みたいなのがあって包帯巻いてる)が実は何の関係も無かったり、吸血鬼から人間に戻った理由が不明瞭だったりと、消化不良な点が多いのです。
 
特に残念だなぁと思った部分は
"吸血鬼と化した主人公がヒッチハイカーを装い、
乗せて貰った大型トレーラーの運ちゃんを襲おうとするが、中々踏ん切りがつかず、
延々と運ちゃんからトレーラーの操作の仕方を聞かされる羽目になる"
というシーンが出てくるのですが、
ここで大型牽引車両がブレーキをする際の手順が説明され、
"先に牽引してる荷台の方にブレーキをかけないと、
慣性の法則で荷台が運転席に衝突してしまう"的な発言が出てきます。
 
コレ、単に主人公が殺しを躊躇してるヘタレっぷりを表現しているだけの描写だと思ってたんですが、
クライマックス、主人公がタンクローリーで敵吸血鬼に特攻をかける辺りで
「あ、ひょっとして、あの時の会話が伏線になるんじゃないのか!?」と身構えてたのですが、
フツーに爆発炎上しただけで終わってしまい、肩透かし食らった印象でした。
 
↑この動画の後半(2分10秒辺りから)。
 
確かに一瞬レバーみたいなのを引くカットが入ってますが、
さり気無さ過ぎて伏線が回収されるカタルシスみたいなのまで達しないんですよね。
 
そんな残念な映画ですが、魅力的なのは
やってる事は最悪なのにどことなく憎み切れない悪役達でしょうね。
こいつ等が居なかったらホント単に説明不足のつまんない映画で終わってた気がします。
 
で、その吸血鬼一族(というかヒッピーコミューンみたいな集団)のメンバーってのが
ランス・ヘンリクセン、ビル・パクストン、ジェニット・ゴールドスタインと
まるで『エイリアン2』の同窓会みたいな面子。
 
この映画が公開された二年後に『エイリアン2』を撮ったジェームズ・キャメロン監督と結婚してるんだけど、
この配役を見る限り、この頃から多少なりと縁があったんじゃねぇか?って思ったりしました。

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HN:
tog.
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男性
自己紹介:
東京生、下町の印刷工場で単純労働に勤しむ日々を送り、たまの休日はその殆どを寝て過ごし、残りは「もっと有意義な使い方があるだろう」と自己嫌悪して終る。
取敢えず眠る事に勝るような、没頭できる趣味が欲しい。

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